ガラスたちのおしゃべり : 株式会社十條 制作部/スタジオ グラシアムのスタッフブログ

2013年11月15日金曜日

型紙カット

前回のボクのおしゃべりで紹介した物件です。

いろいろな下準備が終わって、

いよいよ制作に入っていくところです。



バイトの二人が型紙をカットしてくれています。


 ステンドグラスの型紙は特殊なハサミ・カッターを使います。



先月から二人には、

もう何回同じデザインをなぞってるんだ!

っていうぐらいトレースを頑張ってもらってました。



型紙カットもたんまりあるからねー。


 

2013年11月5日火曜日

最初の一歩は資料集め

スティップルです。


 
最近、幼稚園とか保育園のステンドグラスのデザインをしています。

テーマはやはり動物とか鳥とかが多く、

水の生き物やらマニアックな昆虫なんかのリクエストもあったりして、

いつも楽しい仕事ですね。




毎回いろいろなタッチ&テイストで、

動物達の姿をデフォルメするわけですが、

小さい子向けとはいってもいい加減なキャラクターは描きたくないので、

登場するキャラクターそれぞれ、膨大な資料を集めることから始めます。

ここのディティールこうなってるんだ!とか、

ここってこういうカラーリングなんだあ!とか

生き物のデザインってなんでこんなに多彩なんだろう?とか・・・

地球の不思議にまで思いを馳せて・・・ちょっと大げさだけど・・・(^_^;) 


ここ何年かはネットで画像検索することも多いですが、

やはり昔ながらの図書館も馬鹿にはできません。

素晴らしい本達が館内のすみっこで静かに眠ってますよ。 

とても参考になる資料を手に入れられた時なんかは、

一人心でニヤリ (^_-)-☆ と・・・。




本当は、本物を見て写生できればいいんだけど、そんな時間も仕事環境もなく、

締切に間に合わせるため、バタバタ資料集めに走り回っています。





2013年11月1日金曜日

陶器と磁器 PartⅡ

こんにちは ドレパリーです


 前回に引き続きのはなしです

また関連した興味深い解説がありました


陶器と磁器は原料となる土の材質が違うため、焼成温度や、

水や光を通すかどうか等、特性も異なります

(以上のことは前回、かきました)


 日本国内では唐津焼きや萩焼などが陶器として有名で

磁器では有田焼きが代表格です


陶器を薪で焼成する際には、炎や薪の灰のかかり具合

釉薬の溶け具合などで仕上りが異なるため、どんなものが

窯から出てくるのか予測できません

視点を変えると、陶器では作者の意図を超えるものが出来上がり

それが「成功」です

他方の磁器ではそうした「規定外」のものは失敗作とみなされます

自分の頭の中にある「完成像」がそのままにできたら成功なのです


・・・以上の記述を読んで 陶器-日本的思考、磁器-西洋的思考

と捉えると(もちろん例外もありますが)文化論に話がひろがり

そうでおもしろそうです


たとえば 

 西洋はシンメトリーを好むそうですが、日本の美意識は

左右対称は避けて、もしそうなったなった場合はあえて

どこかをはずし、非対象にする云々など

 陶磁器の制作過程のはなしと通ずるような気がします


後半ずいぶんと的外れなわたしの思い込みの部分があるか

と思いますが思いつくままかきました

ガラスの話とはずいぶん、はずれましたがここらあたりで

終わりたいと思います