なんと一千年以上も前、はるかペルシャ(現在のイラン・イラクあたり)
より、わが国に渡来し正倉院に納められ、いまだに伝えられ現存するものです。
奇跡に近いことだとおもいます。
サイズ: 口径 12.0cm 高さ 8,5cm 重さ 485.0g
材質: アルカリ石灰ガラス
技法: 切子装飾
白瑠璃碗は淡い褐色味のある透明なカットガラスの器です。
細かい気泡が多数みられ外側には底部を含め合計80個
の円形切子を廻らす。
円形切子が相接しているため、ちょうど亀甲繋がりのような
文様となる。
各面が凹レンズのような働きをするため、向こう側の切子の
文様が映りあって、網目状に透視される。.
同様のガラス碗が、イラン・イラクの遺跡から多数発見され
ており、現在でもイラン北部のギラーン州周辺からは、
同類のガラス器が発掘されているという。
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