ガレのガラス器の文様は1889年パリ万博の頃から象徴的意味が主題をになうようになります。
トンボ、セミ、かげろうなど昆虫のモチーフの場合、たとえば「幼虫・さなぎ・成虫」と変化する
羽虫の一生はそれぞれ「生・死・復活」の象徴となっています。
「生・死・再生」への強い関心とあこがれは19世紀を生きる人々のこころに共通して
あるものでした。
この背景にはそれまでフランス芸術界でさかんだった印象派(目に映った印象のまま
風景、人物を描く画家たち)が1880年代後半だんだん、すたれてきて目に見えない
人間の内面世界を探求し、表現しようとする象徴主義の画家が活動するようになって
きたのです。
ガレにあっては終生の名作「ひとよ茸ランプ」において、もっとも具体的にその象徴化が
あらわされています。朽ち果て腐敗した樹木(屍体)を養分にして、一夜で成長する
「きのこ」のすがたは、死を経て復活する再生のシンボルであり、「大・中・小」の3本
のきのこを合わせたデザインは急速に成長し、変化してゆく生のエネルギーの
力強さを表現しているのです。
最初「ひとよ茸ランプ」を見たとき、すごいとはおもったのですが「きのこ」とは、なんか
辛気臭いなあと感じました。しかしそういう時代背景があったのでした。
2012年9月20日木曜日
海外出張
こんにちは、フリモンです。
実は先日Americaへ9日間出張に行ってきました。
今日はその時の様子をレポートしたいと思います。
セントレアから出発し成田~サンフランシスコ経由のポートランド着という今回のフライトです。
出発からトラブルでした・・・。
サンフランシスコまでの飛行機が機材のトラブルで約3時間遅れでそのためにポートランドまでの乗り継ぎ便も2便後のに変更。
そのため待ち時間が6時間・・・。
・・・。
気がつけば、ホテルにチェックインがPM10:00。
セントレアでて24時間が経過。
ぐったり・・・。
今回1週間滞在したこのNorthtrup Inn Hotel。
とてもキュートでカラフルな内装。
照明はフュージングでつくられたものが通路のシーリングでも使われてしました。
お部屋もこんな感じ☆
各お部屋にキッチンがあって自炊できるようになっています。
食洗機やオーブンまで、食器類も揃ってます☆
今回このポートランドに何をしに来たかといいますと、Bullseyeというガラスメーカーでフュージングの勉強をしにいくという企画がありまして、お客様の引率を兼ねて同行させてもらいました。
お勉強中。
その場で即興でデザイン考えて、ガラスカットして毎日AM9:00~PM5:30まで休憩1回のみ!
普段以上に真剣(当たり前かぁ)。
これはFrow Bar という技法。
焼いたガラスをスライスして切り開いてそれをつなげて模様にする技法。
いわば金太郎飴のガラスバージョンを作ります。
焼いたガラスをスライスして柄を組み合わせて模様にします。
それから、こんなのも!!
これ・・・ 割れた・・・。
改めて、ガラスって化け学だなって感じた5日間でした。
久々にまるっと5日間物作りに集中でき、楽しさと自己満足感と、疲労と(笑)充実した毎日でした☆
(学生以来(笑))
☆番外編☆
Bullseyeに何気なく置いてあったベンチ。
これもガラス、自社製品(すごい!)
夜は参加されたお客様と毎晩・・・。
ここポートランドは海が近いから海鮮物が美味しい!
ホテルの周りには素敵なレストランがいっぱい軒並み並んでいて、食べることには苦労しませんでした。
しかも、どこも美味しい!!
これはビールの利き酒セット。
そして、別日にオイスターが食べたいというお客様とオイスターバーへいくことになり・・・。
それが、ザリガニも食べようということになり、本当は4.5人のお客様だけだったのが・・・。
結局全員参加で、晩餐!
(お一人様だけ、この時オバマ大統領の演説がリアルタイムでTV中継されるということで途中で路面電車を下車・・・。)
なぜかなぜか、マリコという店員さん。
めちゃくちゃ大阪弁でちゃきちゃきでこわ面白で大人気。
自分で昔の写真をもってきて、昔は黒髪だったのっと(笑)
日本人とアメリカ人のハーフさんでした。
センターにマリコとみなさんで記念撮影。
(めちゃ楽しんで飲めないお酒飲んでおおはしゃぎの今回企画スタッフM氏(笑))。
私は・・・。
必死に・・・。
まっ、いっかぁ。
そして最終日の前日、ホテルの屋上でBBQをして今回締めくくるとM氏の提案で数人のお客様にも
お手伝いしていただき準備。
何だかめちゃくちゃいい感じ。
リゾート地みたい☆
皆様、お疲れ様でしたぁ!
ありがとうございましたぁ~!!
至らないスタッフたちでしたが、またのご参加宜しくお願いいたします。
この後・・・・。
宴会は続きました。
以上、長いようで短かった1週間でした!
2012年9月18日火曜日
必死に制作!!
ロンデルです。
個人邸の玄関FIX窓に入るステンドグラスです。
ちょっと制作日数が少なくなってしまったために
原寸図を必死に書いてるとこです。
何件か現場もありますので
今週も必死にガラスカット・組みをします。
今日は現場2件とガラスカットしてました。
その中には、パープルのオパックガラスが、日本に一枚しか無いため
失敗しないようドキドキしながら、カットしたのもありましたよ。
結果は無事にカットできました!!。
緊張しますよね~
2012年9月7日金曜日
シリーズ【見てみたいガラス】 ビオットのガラス
こんばんは。
フランスはコートダジュールのビオットという村はガラス工芸が盛んだとか。
できたガラスには気泡がいっぱいなので、琉球ガラスに似てると言われてるみたいです。
関連リンク→ 『グラスの中の極上の泡』
なんてことないけど味のある感じ、すごく美しいですね。
かといってそこに作為を感じると一気に冷めちゃったりして。
勝手ですみません。
フランスはコートダジュールのビオットという村はガラス工芸が盛んだとか。
できたガラスには気泡がいっぱいなので、琉球ガラスに似てると言われてるみたいです。
関連リンク→ 『グラスの中の極上の泡』
なんてことないけど味のある感じ、すごく美しいですね。
かといってそこに作為を感じると一気に冷めちゃったりして。
勝手ですみません。
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