ガラスたちのおしゃべり : 株式会社十條 制作部/スタジオ グラシアムのスタッフブログ

2012年5月30日水曜日

ガラスの風鈴

初夏を思わせる暑い日もある、今日この頃です。

夏と言えば、日本の夏の風物詩・・・風鈴です。

それで少し調べてみました。

江戸末期まではガラス製の風鈴は高価な品物で知る人ぞ知る特別な存在だったようです。

ガラス製の風鈴の登場は、ガラスの金魚鉢の登場と関連がありそうです。

藤田又兵衛氏(東京江戸川区でガラス風鈴つくり70年の大ベテラン篠原健治氏の父)も

金魚の容器つくりをしていて風鈴制作に転向したという。

「寺院の軒先に揺れる金属の風鐸を見て、金魚鉢を逆さにして穴をあけ、舌をつけて」

ガラス風鈴を創案したらしい。

これが大変な人気商品となり、海外にまで輸出された。オーストリアに輸出されたとき、

「切りっぱなしの底部ギザギザが指に危ない」と現地からクレームが来たそうで、

「仕方なくヤスリをかけて磨いて底を滑らかにした。すると・・・音が出ない。

いや、チンとはいう。がチリリーンはいわないのだ」と話す。

この底辺をギザギザにして、音の響き方を工夫した話は日本の音文化の特徴を

よく表していて、とても面白い。

なぜならば、日本の音色の特徴は単一な音が響くことでなく、一音に様々な音高が

含まれて余韻の長い音色を作ることにあるからだ。

と、ここまで読み進んで、私は長年の疑問が氷解して、おもわず膝を叩きました。

私自身もガラス風鈴の開口部のギザギザの切りっぱなしがずいぶんと気に

なっていました。

吹いたガラスの曲面がツルンとしているのに開口部のギザギザをもう少し、

磨いたらいいんじゃないのか?

磨くとひと手間かかるので、工程を省いているのか? 等など・・・

しかし、なんとあのギザギザはガラス風鈴の音色にとって必要だったのでした。

2012年5月22日火曜日

出張

皆様こんにちは、フリモンです!

すみません、ブログの更新が空いてしまい・・・。

先週は1週間不在にしておりまして、実は久々に遠方出張に行ってきました。

前半は仕事、後半はプライベートで高知に行かさせていただき、今回はその高知のレポートをしたいと思います。

なぜ高知かというと、某ハウジングメーカー様のステンドグラス研修をして欲しいと御呼びがかかりまして名古屋から高知は飛行機がなく、約6時間かけての電車の旅?でした。


その研修は、久々の研修ど緊張・・・。
画像はもちろんありません!

今回、東京からもデンマークの照明メーカー “louis poulsen” http://www.louispoulsen.com/ さんもセミナーにいらしてましてとっても素敵なデンマークの風景やデンマークの社員邸のライティングなど見せていただき、さすが東京(田舎もの丸出し)!
セミナー内容も充実して、しかもセミナー慣れしていらっしゃってスマートでした☆

・・・。
私は、パワーポイントのポイターにまったく慣れておらず前に出すぎスクリーンの前にでるざま(笑)。

さてさて、夜はもう高知最高です!!
というより、揃った面々が楽しかったです☆
しかもお店も最高でした!

その中でやはり話題にもっぱら上がるのが、インテリアや建築の話!!
普段こういった話ができる相手がいないのでテンション↑ですよ。

高知は有名建築家が設計した建物の宝庫だと、この日も情報入手☆☆

その画像をUPしますね!



まず、高知の繁華街に建つ ルイ・ヴィトン 青木 淳氏 まだ若手の建築家、高知出身で市長から依頼されたとか・・・。



続いて、桂浜に建つ 坂本龍馬記念館 高橋晶子+高橋寛ワークステーション一級建築事務所
(これは、有名どころなのは夜の宴会で入手(笑)、こういう情報交換できる場は本当に嬉しい限り)


 この後に県立美術館へ行き、グッドタイミングでジブリ映画の山本二三展がやっていて観てきました。
この方岐阜県大垣市出身だと知り、何かこの旅に勝手に縁を感じました!


 そして、高知市内から離れ今回の目的地、私の大好きな建築家 隈 研吾氏の建築を観に梼原(ゆすはら)という町に移動しました。

ここは雲の上の町とも言われ、3年前に道路が舗装されこの通りがメインですが信号が常に点滅、
夜は、9時にはお店が閉まりお店といっても飲食店は約5~6件のみ。

ほ~んとに田舎で、不便さも感じましたがそれよりも皆さん行き交う人同士が挨拶したり、皆さん顔見知りで声を掛け合って気遣いあったりしてる光景に、心がふんわ~り温かくなりました。



 ホテル 雲の上のホテル別館 マルシェ・ユスハラ 隈 研吾氏 

隈氏の建築は、木と自然素材がふんだんに使われています。このファサードは、このゆすはらの藁です。

この町名の梼原は、ここ地の木材で梼の木が由来となったそうです。
もう今この梼の木は、4~5本しか残っていないそうです。



ホテルの1F 町の駅と宿泊施設が一体となっています。

3F建ての建物で吹き抜けで、部屋数たったの12部屋くらいだったと思います。

1Fでは、地の野菜や工芸品が販売されています。

奥のホテルの受け付けの壁紙は、この地に移住いたオーストラリア人が楮をつかって漉いた手漉き和紙を使っています。




雲の上のホテル ギャラリー 隈 研吾氏

私は別館に宿泊したのですが、バスがでていて移動して夜のライトアップを観に来ました。

もう、もう、感激、圧巻でした。
建築雑誌で知り、スクリーンセーバーにしていた画像がまさに今目の前に(泣)。

目の中に入った途端、鳥肌ものでした。

そんな中、山の天気は変わりやすい。
雷、稲妻が近くで見えたと思いきや、ゲリラ豪雨!

ゆっくりライトアップは楽しめず・・・。



次の日の朝。

ホテルと温泉をつなぐ渡り廊下。

宮大工のように見えますが、ボルトでつないであったのが少し残念。

けど、嬉しくて興奮しまくっていました。


最後に!!





坂本さん(桂浜)。

高知、最高です!

食べる物も、海・山・野菜・柑橘類の果物すっごく美味しい☆

人、今回の出張でもお知り合いになれた方々、旅先でお世話になった方々、温かくて笑顔が最高☆

自然も空気も流れる時間も最高でした。


今回のご縁に感謝します、ありがとうございました☆


絶対またこのメンバーで高知で再会しよぉ~と誓って(オ~イェイ~)!!
(次は物件で現場で入りそうな予感☆)








2012年5月1日火曜日

GWですね

GWですので 今週は暦と同じ2日間(5月1日と2日)が仕事です

貴重な2日間の仕事は、棚卸です




ガラス板・ガラスパーツなどの数を一日中数えてました。

そうしていると よく使うもの・使わないものが判ります。

使われてないを 使ってもらえるようにしていかないと・・・

課題ですねー