スティップルです。
先日、瀬戸市の新世紀工芸館でおこなわれているガラスの企画展
『池本一三 小田橋昌代』に行ってきました。
池本一三さんは、現在、多摩美の教授として教鞭を取る傍ら
グラス・アーティストとして世界的にも有名な方です。
以前はステンドグラス作家としても活躍されていて、
古くからのお知り合いでしたが、
18年程前に伊豆諸島の新島でおこなわれた
1週間合宿のエナメル焼付のワークショップに、
池本さんが講師として招かれ、ぼくがそれを受講した御縁で、
それ以来師匠と崇めている方です。
(1994年 新島のワークショップにて ↓ 左端が池本氏、右下がぼく)
小田橋昌代さんという方は、詳しく知りませんでしたが、
愛教大の大学院を出られた縁で、
県内の瀬戸市で企画展がおこなわれたとのこと、
新進のガラス作家さんですが、素敵な作品を作られる方です。
さて、今回の作品です。
池本さんは、白い大きな壺状のガラスに、エナメル焼付で、
池本氏独特の表現で、不思議な雰囲気が漂う中、
歪んだ建物、無表情を装う子供、
童話の中に出てきそうな架空の動物達が描かれています。
中には崩れた建物や瓦礫も描かれ、
3.11の大震災からインスパイアされたと思われる作品もいくつか見られました。
小田橋さんは、女性的な優しい肌触り感で、
女性の姿をガラス鋳造とエナメル着色で表現。
静かな気配の奥底に溢れる様々な思いを感じさせる作品でした。
会場:瀬戸市新世紀工芸館
日程:平成24年3月31日(土)~6月24日(日) 火曜休館
時間:10:00~18:00
料金:無料
見終わってちょうど昼、お腹も空いたし、
新世紀工芸館の裏のうなぎ屋が地元で一番おいしいとの情報を得、
歩いていくも臨時休業(1週間の旅行中・・・って(^_^;))、
駅前のインフォメーションで聞いた手打ち蕎麦屋へ行くも、
満員で入れず・・・(T_T)。
しょうがないので、瀬戸物の和食器をいくつか買って瀬戸を後にしました。
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