近年、ステンド展の展覧会と同じくらいトンボ玉展の案内状を目にするようになりました。
「ランマガ」というガラス情報誌が出ていますが毎号、トンボ玉の記事満載です。
以前より人気が有りましたが、最近とみに人気が高まったように思います。
直径1センチほどのガラスの玉の中に花や動物、風景を封じ込めたもの・・・小宇宙を 感じさせます。
昭和57年に出版された 「縮み」志向の日本人 李御寧著(韓国人)の本の中に「日本的 な特性が事
物を拡大するより、縮小するところにあるという印象が、幼かったときの私の 脳裡に焼きついたのは韓
国の日常生活用品に比べ日本のそれが、すべて三分の一ほど の比例で縮小されていたからでもあっ
たようです」と述べています。
トランジスタラジオ、ウオークマン、盆栽などその典型でしょうし、トンボ玉もその中に入る でしょう。
(トンボ玉が日本のオリジナルという意味でなく人気が高いという意味で)
私はトンボ玉を見るたびに、清少納言の「枕草子」の一節が思い浮かびます。
・・・何もかも、小さきものは皆うつくし・・・
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